社会的、肉体的に強い者がその弱い立場の者に対するハラスメントが減らないという事実は、いつになっても変わらないようです。
日本は資本主義だから、私たち親は資本家と労働者という関係の中で暮らしています。
子供たちの社会でもそういうことが起きるのも定めなのかもしれませんが、当然にあるということだからといって、被害者が泣き寝入りする必要はありません。
例えば、学校で私の子がいじめにあっていることを知った場合、まずは学校の担任や校長に相談するのが普通です。
もし学校の先生たちが何もしてくれず、もしくは形式的なことしかしない事なかれ主義だと知ったら、ショックを受けますが、次に相談するのは教育委員会です。
ううむ。。
校長も教育委員会もツルんでいるので、まして公立の学校なら、お役人がわざわざ事を起こして身内のお役人をやり玉に挙げるようなことはしないと思われます。
こういう場合、まず親が行くべきところは法律事務所であり、自腹で弁護士を雇うお金が足りない場合は、必ず設置されている「法テラス」に電話して、当番の弁護士に相談する日の予約をします。
そして、まず弁護士に刑事・民事の両方から相手の親を訴えるように依頼します。
刑事的に訴えるためには、私の子が暴力をふるわれてケガをした個所などの証拠写真をとっておくことが必要です。
そしてできれば、子供が学校に行くときにボイスレコーダーを持たせることができるなら尚良いでしょう。
相手が小学生であった場合、暴行罪や傷害罪で訴えることは厳しいため、徹底的に相手の親に対して、私自身が受けた肉体的・精神的損害の賠償を請求することが必要です。
中学生ぐらいになると、暴行罪や傷害罪で逮捕されることもあります。
相手の親が一番ビビるのが損害賠償をプロの弁護士から請求されることです。
今まで自分の子が悪さをしているのに無関心だったそいつらは、一転して超パニくり悪ガキをぶちのめすはず。
自分の子供が他人に暴力をふるっていても無関心ですが、自分がお金を払わなければならないのは耐えられません。
そしてあなたは相手が土下座して謝罪しようが、そんなものは信じてはいけません。
和解など簡単にしてしまってはいけません。
徹底的に最後まで法的責任を相手の親にとらせることが重要です。
そのことをきちんと弁護士に伝えてください。
弁護士の中には、安い仕事だからできるだけ早く和解させたがるのもいるので、こちらの主張を最低限も聞こうとしない弁護士は即解任します。
法テラスから紹介された弁護士なら、弁護士を変えてほしい旨をはっきり言ってください。
とにかく相手が泣きを入れてきても簡単に妥協してはいけません。
もし相手がかわいそうになって簡単に許してしまったら、あなたの子供は必ずまた学校で前よりも激しいいじめにあいます。
「お前よくもチクったな」と。
私たち親が我が子を守るには、まず強くならなければなりません。