関内で店やっていた頃、暇で常連さんと閉店まで飲んでいた日。

飲んでしまったので車で帰るわけにもいかず、大通りまで出て交差点でタクシーを待っていましたが、

何台も何台も私が手を挙げているのにスルーされました。

なんだこの乗車拒否の人たちは!

と怒っていると、やっと1台の個人タクシーが止まってくれました。

そのことを運転手さんに話すと、

「お客さん!あそこはダメですよ」

え?

「ほら、あそこってあの先ヤバイところでしょう」

「タクシーは絶対に止まらないってwww」

あぁなるほど!あの先の裏通りは簡易宿泊所などがたくさんある横浜で1,2位を争う怖い場所だった。

冬になると道路のど真ん中にドラム缶を置いて焚火して暖まっている方々がいたりする。

横浜のヤバイところは、まだまだあり、今思うと私はけっこうヤバイところに引っ越したりしていたんですね。

黄金町。

京急のガード下に小料理屋さんっぽいのがたくさん連なっていて、

前を通ると「やり手婆」が「お客さん!いい娘いるからさ!寄ってきなよ!」

と、数メートル歩くごとに声かけてくる。

そして店は入り口が開けられていて、中はピンクの灯りが・・

その奥にはエロい服装で太ももを露わにした女性(中国やインドシナ系、東南アジア系、たまには日本人もいるらしい)が座ってこちらを見ています。

念のため言っておくと、私がそういう店に行ったわけではなく、友人と飲んだ帰りに酔った勢いで偵察に行っただけです。

その黄金町のマンションにも住んでいたことがあり、毎日お昼頃になるとマンションの前に黒塗りの高級車が止まり、

「おーい!辰!いくぞ!!」
「はいっ!兄貴ちょっとだけ待ってくだせえ」

みたいな大声がする。

帰宅したら、私の部屋の前の廊下で誰か寝ていたり

深夜に大通り公園沿いを歩いていたら、前から歩道いっぱいに広がって歩いている6人ぐらいの男性たちに絡まれたりしました。

しかし、こういうことは横浜だけの話ではないんですよね。

夜間に女性が一人で歩けるのは日本だけと言われていますが、ヤバイところにはヤバイ人がいるようですね。