大学へ行きたいけど、特に何を学びたいとか今はないなぁ・・
っていう文系高校生は多いはず。
以前からそういう子はだいたい経済学部に行くのが定番でしたが。
経済学が役に立たないと言うつもりじゃないのですが、
特に学びたいものが決まってないなら、ぜひ法学部を目指してみてください。
「法の不知はこれを許さず」ということわざ?みたいな考え方が日本の法律にはあります。
例えば、人を殺したら殺人罪に問われるって誰でも知ってますよね。
ところが、他人と口論になって相手向かって「馬鹿野郎!」と言ったら侮辱罪に問われる可能性があるということを知らない人は意外と多いのです。
訴えられてから、「私、馬鹿って相手に言ったぐらいで刑法犯になるなんて知らないし!」
ということにはならなりません。
日本の法律は知らないことが免罪符にはならないのです。
刑法の場合だけでなく、民法にも我々が生活していく上で、普通にかかわることになる条文ってたくさんあります。
たとえば、
民法第915条【相続の承認又は放棄をすべき期間】
① 相続人は、自己のために相続の開始があったことを知った時から3箇月以内に、相続について、単純若しくは限定の承認又は放棄をしなければならない。ただし、この期間は、利害関係人又は検察官の請求によって、家庭裁判所において伸長することができる。
② 相続人は、相続の承認又は放棄をする前に、相続財産の調査をすることができる。
相続って多くの人が人生の中で一度はかかわることで、
でも、面倒だからって放っておくと大変な不利益を被ることにもなり得ます。
あとから「そんな専門的なこと知らんし!」とは言えない。
日本は法治国家で、それなのに法律を知らないってとても危険なことです。
法律を知る手段は、大学で教育を受けるということに限定されるわけではありません。
「まんがでわかる民法」みたいな本ってけっこうありますしね。
相続のことで弁護士に相談するときに、
「父の遺言は法的に有効なものですか?」と聞くときに、
「遺言」を「ゆいごん」と読まずに、「いごん」って言ってみてw
そしたら弁護士も、
「この人は法律知ってる人かな・・」
って思うからw
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